東京地裁平成20年8月29日① 200829 ・面積(納税者主張面積の信頼性/公簿面積採用)

〇面積
・原告主張面積算定の根拠となる図が「分割案図」なるもので信頼できない。公簿面積採用。

【参考】平成23年6月6日裁決(230606)は「評価通達8は、地積は、課税時期における実際の面積による旨定めているところ、評価の対象となった土地について測量が行われ、実際の地積が明らかである場合には、その実際の地積を基として評価し、測量が行われていない場合には、公簿面積を基として評価するのが相当であると解される。」としている。ほかの裁決でも、確定測量図ではなくても信頼性があれば実際の地積として採用されている。本件では図の信頼性が不十分と認定されたと考察される。
【参考】ひかわの杜かんていブログ「実際の面積
〇本裁決は170916と関連・図面不明

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