土地評価– category –
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土地評価
定期借地権価額の正体②~それでも土地評価しておいたほうが良い理由
定期借地権価額の合理性 ますんですがぁ…(別記事「定期借地権価額の正体①」からのつづきです)、時々、求められた定期借地権価額が自用地価額を上回ってしまう事があります。上で示したとおり、定期借地権価額は主に実際に授受された権利金の額に大きく... -
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定期借地権価額の正体①~土地評価しないでも計算できちゃうのだが…
定期借地権の評価 定期借地権とは、当初定めた期間をもって更新なく契約関係を終了させる形態の借地権をいい、平成4年に施行された借地借家法に規定されています。その評価については、財産評価基本通達27-2に従い、具体的には「定期借地権等の評価明細... -
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庭内神し敷地・墓所と評価単位
設例 下のように、庭内神し敷地や墓所と宅地とが隣接している場合、その評価単位はどのように考えるべきでしょうか。 別評価すべきという考え 墓所は相続税法第12条のいわゆる「非課税財産」です。ところで、財産評価基本通達はその前文で「相続税及び... -
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隠れ私道の申告漏れを避ける
名寄帳 相続財産を把握するために、名寄帳を取得するのが一般的です。名寄帳とは、その自治体にある固定資産が所有者ごとにまとめられている書類なので、ある特定のひとが所有する財産(土地建物のような固定資産)の把握に役立ちます。 見本(出典:久... -
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近似整形地~角地を囲むケース
近似整形地とは 近似整形地とは「不整形地に近似する整形地」のことで、その描き方は、下の二つの質疑応答事例に示されています。それぞれに記載されている作図ルールは以下です。●質疑応答事例 不整形地の評価―差引き計算により評価する場合1 近似整形... -
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近似整形地~道路と接していないケース
近似整形地とは 近似整形地とは「不整形地に近似する整形地」のことで、その描き方は、下の二つの質疑応答事例に示されています。それぞれに記載されている作図ルールは以下です。●質疑応答事例 不整形地の評価―差引き計算により評価する場合1 近似整... -
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近似整形地~路地状敷地のケース
近似整形地とは 近似整形地とは「不整形地に近似する整形地」のことで、その描き方は、下の二つの質疑応答事例に示されています。それぞれに記載されている作図ルールは以下です。●質疑応答事例 不整形地の評価―差引き計算により評価する場合1 近似整... -
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どっちだっけ?~指定容積率と基準容積率
容積率には指定容積率と基準容積率とがあります(別記事)。相続税土地評価をしていると、容積率を評価に反映させる局面がしばしばあり、その際に「あれ、この容積率は指定だっけ、基準だっけ、いずれか小さい方だっけ」となることはありませんか。本記... -
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共有・使用貸借と貸家建付地評価(2024.06.08加筆修正)
貸家敷地について、その土地や建物(貸家)が共有である場合、またそこに使用貸借が関係してくる場合の土地評価について検討します。なお、図は上の四角が建物(貸家)持分を、下のそれが土地の持分を便宜的に表示したものです。また、本記事の検討主題... -
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この相続税評価額、固定資産税評価額と全然違うじゃないの!
固定資産税評価額と相続税評価額 固定資産税評価額と相続税評価額とは、市街化区域及びその周辺においてはそれぞれ、固定資産税路線価と相続税路線価とに、画地補正率と面積を乗じて算出されます。 固定資産税路線価は実勢価格の7割を、相続税路線価は8... -
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「実質的に贈与を受けたと認められる差額地代の額がある場合の経済的利益」とは何か?
定期借地権等の評価 定期借地権とは、当初定めた期間をもって更新なく契約関係を終了させる形態の借地権をいい、平成4年に施行された借地借家法に規定されています。その評価については、財産評価基本通達27-2に従い、具体的には「定期借地権等の評価明... -
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水路がある土地の評価(をチャート図で考える)
水路と道路の包含関係 評価対象地と前面道路との間に水路が介在する場合、まずはじめに問題になるのはその水路と道路との包含関係です。「建築物の敷地は道路に二メートル以上接しなければならない(建築基準法第43条)」ところ、介在水路が道路の一部を...