裁決事例・判決事例– category –
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【使用貸借の目的地】必ずしも自用地評価なのか(関裁(諸)平11第68号)
①評価対象地の状況と争点 評価対象地は使用貸借により、昭和12年頃から学校のグラウンド及びテニスコートの一部として使用されています。 使用借権の目的土地は、当該権利の性質にかんがみ自用地評価が行われるのが通常です。しかし、返還が容易で... -
【宅地造成費】がけ地補正か宅地造成費か(平成18年10月10日裁決)②
①評価対象地の状況と争点 物理的状況は下図の通り。賃貸され、賃借人は販売用車両の展示場として使用。 ②原処分庁主張要旨 宅地について適用されるがけ地補正ではなく、宅地造成費の控除を行うべき。斜面部分(土地Fの方が北・東隣接水路より高い)に... -
【賃借権】土地上の賃借権は、地上権に準ずる賃借権に該当するか。(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 物理的状況は下図の通り。土地Gは、賃貸され賃借人はコイン洗車場として使用。洗車場設備として一部にコンクリートを敷き、残りの部分にアスファルトを敷いて、計器、設備、量水計、給水配管等を設置。この賃借権を「堅固な構... -
【がけ地補正】がけ地補正か宅地造成費か(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 物理的状況は下図の通り。南側接道部分の多くと、東側隣地境界付近が斜面。 ②原処分庁主張要旨 がけ地補正ではなく、宅地造成費の控除を行うべきである。 ③請求人主張要旨 がけ地補正をすべきである。 ④審判所判断要旨 請... -
【間口】間口距離の判定(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 評価対象地の物理的状況は下図の通り。接道部分の一部が出入口に利用されているが、それ以外は斜面。 ②原処分庁主張要旨 間口距離は58.48mである。 ③請求人主張要旨 間口距離は7.44mである。「本件土地Eの南側間口東側部... -
【特定路線価】設定された特定路線価の妥当性(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 物理的状況は下図の通り(一部筆者が推測の上追記)。土地Eは南西側で路線価の敷設がない道路にのみ面している。設定された特定路線価(59,000円/㎡)の妥当性が争点。西側接続道路を起点として、30mほどの範囲で本件道路幅員... -
【評価単位】宅地と雑種地との範囲判定(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 中小工場地区に所在する、下図のような土地C、D-1及びD-2。土地D-2は整地されておらず、その中央付近に柳の木があるが、全体に雑草が生えており、草刈りなどはされていない。宅地と雑種地の評価単位判定が争点。 ②原処分庁... -
【評価単位】アパート敷地の評価単位の規模・形状をどう把握するか(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 北側路線に面した417.40㎡の中間画地(一方路地)。2棟のアパート敷地として使用されている。貸家敷地ごとに分けて評価するべきか。 土地Bの概況 確認通知書(北側建築物)副本の添付図面 確認通知... -
【二方路線影響加算】長方形に近く前後路線の長さの相違が僅少である場合(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 評価対象地(A土地)は正面路線(北側・間口18.29m)と裏面路線(南側・間口16.91m)とに面した二方路地。影響が僅少な場合にもなお、二方路線影響加算率を調整する必要があるかが争点です。 ②原処分庁主張要旨 土地Aの北...
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