2023年– date –
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裁決事例・判決事例
【評価単位】宅地と雑種地との範囲判定(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 中小工場地区に所在する、下図のような土地C、D-1及びD-2。土地D-2は整地されておらず、その中央付近に柳の木があるが、全体に雑草が生えており、草刈りなどはされていない。宅地と雑種地の評価単位判定が争点。 ②原処分庁... -
裁決事例・判決事例
【評価単位】アパート敷地の評価単位の規模・形状をどう把握するか(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 北側路線に面した417.40㎡の中間画地(一方路地)。2棟のアパート敷地として使用されている。貸家敷地ごとに分けて評価するべきか。 土地Bの概況 確認通知書(北側建築物)副本の添付図面 確認通知... -
裁決事例・判決事例
【二方路線影響加算】長方形に近く前後路線の長さの相違が僅少である場合(平成18年10月10日裁決)
①評価対象地の状況と争点 評価対象地(A土地)は正面路線(北側・間口18.29m)と裏面路線(南側・間口16.91m)とに面した二方路地。影響が僅少な場合にもなお、二方路線影響加算率を調整する必要があるかが争点です。 ②原処分庁主張要旨 土地Aの北... -
土地評価
大規模地と規模格差補正
地積規模の大きな宅地とは ◇評価通達20-2地積規模の大きな宅地(三大都市圏においては500平方メートル以上の地積の宅地、それ以外の地域においては1,000平方メートル以上の地積の宅地をいい、次の(1)から(3)までのいずれかに該当するものを除く。以下... -
土地評価
容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地の評価(図解してみた)
容積率・容積率のまたがり 容積率とは「建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合」のことです。したがって、高い容積率を使用できる土地には、そうでない土地と比較してより大きな建物が建つため、価値が高くなるのが通常です。土地が2以上の容積率が異... -
土地評価
売却価格での申告
土地の時価 相続税法第22条は、相続、遺贈又は贈与により取得した財産の価額は、同法に特別の定めのある場合を除き、当該財産の取得の時における時価による旨規定しています。 実際の売却価格による申告 相続税土地評価において、相続財産である土地を... -
土地評価
埋蔵文化財・土壌汚染
埋蔵文化財とは 埋蔵文化財とは,土地に埋蔵されている文化財(主に遺跡といわれている場所)のことです。埋蔵文化財の存在が知られている土地(周知の埋蔵文化財包蔵地)は全国で約46万カ所あり、毎年9千件程度の発掘調査が行われています(以上出典:... -
土地評価
土地区画整理
土地区画整理事業とは 土地区画整理事業とは、計画的にまちづくりを行う手段の一つです。ごちゃごちゃした街並みを、換地という手法を使って整然として住みやすい地域へと生まれ変わらせます。 図の出典:東浦町 決められた範囲の中で道路の幅を広げた... -
土地評価
特定路線価
特定路線価とは 特定路線価とは、路線価の設定されていない道路のみに接している宅地を評価する必要がある場合に設定される路線価をいいます。 ◇財産評価基本通達14-3路線価地域内において、相続税、贈与税又は地価税の課税上、路線価の設定されていな... -
土地評価
私道の評価
私道とは何か 相続税評価上、「私道」は公用地以外で複数の人が通行する部分、程度の意味で使用されています。注意が必要なのは、このような用法は、相続税評価特有のものであるという事です。不動産業界を含み通常は、「私道」は建築基準法上に規定され... -
土地評価
農業用施設用地の評価(図解してみた)
農業用施設とは 「農業用施設」とは、質疑応答事例によると、「畜舎、蚕室、温室、農産物集出荷施設、農機具収納施設など、農業振興地域の整備に関する法律第3条第3号及び第4号に規定する施設」をいいます。 「農業用施設用地」と「農業用施設の用に供され... -
土地評価
間口
間口距離の求め方 国税庁は質疑応答事例で、間口距離は原則として道路と接する部分の距離によるとし、下のような例示をしています。 国税庁質疑応答事例「間口距離の求め方」【照会要旨】次の図のような形状の宅地の間口距離はいずれによるのでしょうか...