裁決事例・判決事例– category –
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東京地裁平成26年1月24日 260124 ・評価単位(評価通達7なお書きは宅地には適用されない)
①評価単位・評価通達7なお書きは宅地には適用されないので、本件1土地(山林)が2・3土地(いずれも宅地)と一体評価されることはなく、地目別評価の原則通り各土地別評価。・異なる借主の各貸家についてそれら貸家敷地は別評価。・宅地と畑は別評価。関裁... -
平成23年9月5日裁決① 230905 ・正面路線の判定(実際の入り口や金網を考慮すべきか) 他
〇正面路線の判定・実際の入り口や金網等を考慮すべきか。考慮不要。 〇貸家建付地評価の可否 ・相続開始時点では更地であったため貸家の用に供されていた事実は無く、貸宅地評価は認められない。 図面不明 -
平成23年6月7日裁決 230607 ・私道(行止まり私道の零鑑定評価が否認)
①私道評価・行止まり私道について特定の通行の用に供されているとして、鑑定評価による零評価を退けている。ただし、公道の一部となっている甲土地部分についてのみはゼロ評価が是認。 -
平成23年6月6日裁決 230606 ・地積(信頼性の高い実測図)
①地積・法令解釈「評価通達8は、地積は、課税時期における実際の面積による旨定めているところ、評価の対象となった土地について測量が行われ、実際の地積が明らかである場合には、その実際の地積を基として評価し、測量が行われていない場合には、公簿面... -
平成23年5月16日裁決 230516 ・側方裏面加算(土地と高低差のある裏面路線) 他
①裏面路線影響加算の要否・裏面路線と評価対象地との間に高低差があるが、裏面路線を利用できないほどの急勾配のがけではなく、また、裏面路線は実際に出入口として利用されている。裏面路線「不」加算は否認。②著しい利用価値の低下(タックスアンサー461... -
平成23年1月18日裁決 230118 ・評価単位(別荘敷地の植樹部分) 他
①評価単位と宅地造成費・別荘敷地内の樹木繁茂部分(35㎡)の評価単位。請求人は当該部分は「山林」なので別荘敷地とは別評価、宅地造成費控除を主張。しかし審判所は、一体として宅地なのでしたがって宅地造成費も控除できない旨の裁決。②区分地上権の目... -
平成9年12月18日裁決① 091218 ・評価単位(不合理分割と賃借権控除)
〇評価単位・物件件6・8・9の土地は、物件7の土地(貸家建付地)と比べて約2.4m高い。物件6土地と物件8・9土地とでは、取得者が異なる。・物件6土地は、物件7の土地(貸家建付地)と状況が異なるため貸家建付地の範囲からは外れ自用地評価。・物件8・9土... -
平成10年9月30日裁決 100930 ・区分地上権に準ずる地役権(調整区域山林の高架線)
①区分地上権に準ずる地役権の目的となっている承役地である雑種地の価額(評価通達86(4)) ・評価対象地(承役地)が市街化調整区域内山林だが減額補正は可能か、という論点。被相続人が本件高圧線下土地を山林として使用する上では制約がないこと及び... -
平成19年3月28日裁決① 190328 ・評価単位(法定外公共物)
〇評価単位・法定外公共物と周辺の土地とをどう評価すべきか。文脈からして、おそらくは本件における法定外公共物は機能を喪失していると読め、周辺土地と一体評価。 -
平成18年6月27日裁決① 180627 ・しんしゃく割合(市役所担当者が「建物が全く建築できないことはない」と回答) 他
〇市街化調整内雑種地のしんしゃく割合 ・建築が全くできないわけではないので▲30%。市役所担当者が「建物が全く建築できないことはない」と回答。※一般の人が調査する際に、市役所窓口が上の様な回答をすることはほぼ無い(「建築予定を言ってください... -
平成18年5月8日裁決① 180508 ・無道路地(想定通路の延伸方向)
〇無道路地本件土地2 は、地積が1378.00㎡のため幅員6m以上の接続道路の設置が義務付けられるとして、開発基準に従った通路想定が行われている。 ・実際に利用されている路線が二つと認められ、想定通路地積がより小さい方で評価が行われている。・本件土... -
平成17年9月16日裁決① 170916 ・評価単位(宅地の一部か農地か)
〇評価単位・E宅地の一角に農作物が栽培されているが当該部分の評価単位を分けるべきか。E-1の隅に農作物栽培地があるが農業所得申告無し。固定資産税地目はE-1もE-2も一体として「宅地」。その他一体として使用されていた状況がうかがえる。等の理由...