裁決事例・判決事例– category –
-
平成16年1月8日裁決② 160108 ・無道路地(実際に使用されている路線)
〇無道路地評価・D土地が無道路地と認定されている。最寄り路線ではなく、実際に使用されている路線(A土地の北側路線)が推認され当該実際使用路線価が採用された。 -
平成19年4月23日裁決② 190423 ・利用価値低下(道路高低差+幅員+未舗装の合わせ技)
〇著しい利用価値の低下(タックスアンサー4617)・上記本件各宅地は東側接面道路より1.2m高く、しかもそこだけ幅員が3m弱で未舗装。10%減額認容。道路高低差、前面道路幅員、前面道路の舗装状況の合わせ技で認容。図面不明(黒塗り) -
平成19年11月5日裁決② 191105 ・路線価地域外にある市街地農地の評価(近傍宅地価格を基に評価)
〇路線価地域外にある市街地農地の評価請求人 :おそらく固定資産税路線価に1.1を乗じてそれを基にしている原処分庁:近傍宅地価格×1.1×補正率-宅造費×121㎡×(1-0.05)審判所 :宅地評価額 ×1.1 -宅造費×121㎡×(1-0.05)裁判所 :近傍宅地... -
平成20年7月7日裁決② 200707 ・借地権関連(一時使用の借地権と認定)
〇借地権の存否・本件土地2:土地上に存する権利について、請求人は評価通達27により評価すべき借地権である旨主張するが、そうではなく借地借家法第25条に規定する一時使用目的の借地権であると認めるのが相当との裁決。 審判所 ■は本件貸宅地にアパート... -
平成21年10月23日裁決② 211023 ・借地権評価(建物が古い場合)
〇借地権評価・建物が老朽化しているが、通常の借地権評価(自用地価額×借地権割合)が妥当かが論点。納税者は建物が古いことを理由に「自用地価額×借地権割合」では高すぎると主張。しかし、建物は朽廃には至らないので借地権は存在し、建物の新旧に借地... -
平成21年10月23日裁決② 211023 ・評価単位(私道と月極駐車場(いずれも雑種地自用地)とは別評価/フェンスで区分された月極駐車場は一体評価)
〇評価単位・b2・3・5・6土地は、一括して同一の不動産会社が管理している月極駐車場(自用地評価)でフェンス等で区分されている。原処分庁は区分を理由に別評価を主張するが退けられ一体評価の裁決。・私道(b4・c)は1評価単位。雑種地自用地だが隣... -
平成22年11月24日裁決② 221124 ・評価単位(貸家敷地とその駐車場)
〇評価単位・凸形の出っ張り部分(本件南側通路)が宅地の一部かどうかという論点(当該通路を挟む両土地は駐車場(雑種地))。宅地の一部として一体評価の裁決。・貸家敷地と駐車場(I土地)について、貸家敷地に隣接する駐車場に借家人以外の車が混載... -
平成22年11月24日裁決③ 221124 ・貸家建付地評価(借地権の有無)
〇貸家建付地評価・権利金の有無、建物登記(=対抗要件)の有無、建物が容易に除去解体できるか、確定申告での借地権計上の有無。全部無で一時貸と認定=借地権は無いので貸宅地評価はダメで2.5%減評価の裁決。250830、260213、260911と関連 -
平成17年10月28日裁決 171028 ・無道路地・評価単位(所有地以外の土地と一体評価計算?)
①無道路地・評価単位・下図(推測)のような無道路地の評価について。原処分庁は評価対象地と「本件法定外道路」(非所有)とを一体評価し、面積2.4㎡(=接道不足幅員0.2m×当該道路延長12.0m)分の価額を控除する方法を主張。一方、請求人は評価対象地... -
東京地裁平成25年8月30日② 250830 ・評価単位(宅地への通路は宅地か)
〇評価単位・凸形の出っ張り部分(本件南側通路)が宅地の一部かどうかという論点(当該通路を挟む両土地は駐車場(雑種地))。宅地の一部として一体評価の判断。・貸家敷地と駐車場(I土地)について、貸家敷地に隣接する駐車場に借家人以外の車が混載... -
平成28年8月2日裁決 280802 ・評価通達により難い特段の事情(特段の事情も無く鑑定評価書も不合理) 他
①評価通達により難い特段の事情の有無・特段の事情は無いため評価通達によるべきとの原処分庁主張を支持。②鑑定評価書の合理性・不合理であるとして退けられている。・取引事例比較法について、採用取引事例に売却内容が特殊なものや事情補正適用(120%)... -
平成26年4月25日裁決 260425 評価単位(サブリース・各貸家敷地の分け方)
①評価単位・貸家建付地について、各棟が一括サブリースであってもそれぞれの各棟敷地ごとに別評価という、それまでの実務常識とは異なる裁決。・各敷地(各評価単位)の具体的な分け方。