2025年– date –
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平成29年4月7日裁決 290407 ・利用価値低下
①著しい利用価値の低下(タックスアンサー4617)・請求人は、評価対象地ががけの上にあり重機が届かない等の理由から60%減を主張。原処分庁は10%減を主張。審判所は、請求人の主張を根拠薄弱として退け、原処分庁主張を採用。図面不明(黒塗り) -
平成28年12月20日裁決 281220 ・評価単位
①評価単位 筆(遺産分割線・A区画/B区画の実線)と地目(A区画+b1区画雑種地/B区画-b1土地)とが僅かにずれているケース。本来、KLM取得雑種地、KLM取得宅地(狭小なb1区画(宅地))、H取得宅地となるはずだが、狭小宅地を雑種地の評価単... -
平成28年8月23日裁決 280823 ・評価単位
①評価単位・畑と雑種地。隣接する畑と駐車場について、いずれも整形で標準的宅地規模以上であり接道もあるので、評価通達7本文により別評価。 -
市街化調整区域の土地で、都計法34条10号・11号ではなくて12号で開発できるのですが、規模格差補正はダメですか。
地積規模の大きな宅地 地積が大きな土地のうちで一定の要件を満たしたものについては、「地積規模の大きな宅地」として規模格差補正を適用することが出来ます(財産評価基本通達20-2)。この補正は、大きな土地を戸建住宅用地として分割分譲する場合に発... -
千葉地裁平成15年4月22日 150422 ・借地権の及ぶ範囲(転貸部分に及ばず)
①借地権の及ぶ範囲・土地全体について建物所有目的の土地賃貸借契約が締結されるも、その後同土地の一部について駐車場目的契約。原告(納税者)は土地全体に借地権が及ぶと主張。 裁判所判断「土地全体について建物所有目的の賃貸借契約が締結された場... -
平成19年5月16日裁決② 190516 ・無道路地(想定通路延伸方向や造成費)
〇無道路地評価(接道不足)・旗竿形状の無道路地(土地2F1土地及びF2通路)の評価方法。通路想定は現況通路を拡幅するかたちで行われており、想定整形地の外側。 ・無道路地(土地5)の想定通路延伸方向について、原処分庁は1.2mの高低差があるが近い... -
平成28年5月6日裁決② 280506 ・不整形地補正(L形二方路地)
〇不整形地補正・想定整形地の間口距離は50.50mか50.35mか、奥行距離は35.28mか35.0mか。補正率0.01を巡る争い。「建築計画概要書の写しにある配置図の記載を踏まえると、本件土地の形状及びこれに基づく想定整形地は、別図1のとおりであり、想定整形... -
平成28年10月4日裁決③ 281004 ・鑑定評価の合理性(鑑定否認)
〇鑑定評価書の合理性・標準価格査定に際して調整区域内の取引事例を採用しているのに、個別補正でさらに再建築不可等の減額補正(50.1%)をしている(要は二重減価)等、合理性に疑問があるとしている。 -
平成26年7月8日裁決③ 260708 ・耕作権(耕作権の存否) 他
〇35%減額評価(耕作権)の是非・E土地:農地法第3条第1項に規定する許可を受けていないため同条第7項の規定により当該権利の設定の効力は生じないとして否認。・F及びG土地:耕作権の存在は認められず否認 ←農地を貸した経緯が昭和10年まで遡る非常... -
平成26年7月8日裁決② 260708 ・評価単位(連続する自用地雑種地)
〇評価単位・隣接する幼稚園に一体として使用貸ししているD土地。北側が菜園で南側が(主として幼稚園職員用の)駐車場。審判所はいずれも「雑種地」と認定。どちらも自用地評価されるも「利用の単位」が違うという疑問が残る判断により別評価。 -
平成26年5月13日裁決② 260513 ・宅地造成費(砂利敷き駐車場の整地費)
〇宅地造成費・本件4土地は砂利敷き駐車場だが、凹凸が無いから整地費控除NG。←実務的観点からは疑問が大きい裁決※(土地評価に関する)全ての審判所主張について、この後東京地裁は支持。 -
平成24年10月10日裁決③ 241010 ・不整形地補正(「く」形道路に内接する土地)
〇不整形地補正・屈曲路の内角(鈍角)に接面したD土地に関する想定整形地の作図方法について、請求人主張を支持。