2025年– date –
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平成29年8月4日裁決 290804 東裁(諸)平29-18 ・評価単位
①評価単位・本件A画地とB画地とは一体評価か別評価か。分割後の持分割合が異なり、しかも持分の大きさが逆転しているにも関わらず、取得者が同じだからという理由で一体評価の裁決。・なお、「A・B画地」とC画地とでは、取得者が異なるという理由で別... -
平成29年6月27日裁決 290627 ・貸宅地評価
①貸宅地評価の是非・無償返還で借地契約→建物解体→別の借地契約。請求人は新しい契約なので貸宅地評価を主張したが審判所は無償返還を生きているとして(建物を壊したとはいえ新しい契約は古い契約を修正したものに過ぎない)自用地評価。転貸とかも絡む複... -
平成29年6月1日裁決 290601 ・評価単位
①評価単位・市街地雑種地(土地1)と市街地農地(土地2)とを地目別評価の原則(評価通達7)により別評価すべきとの裁決。評価通達7なお書きの検証も行われている。 -
平成28年12月7日裁決 281207 ・評価単位・空室期間・使用貸借・私道
①評価単位・本件1土地は、畑、宅地、雑種地から構成されるところ、各地目ごとに別評価。 ・本件2土地について。順号4・5土地(一体として生産緑地に指定)は間に青道が介在しているように見えるが一体評価。これらと隣接する順号7土地は同地目の畑だが非生... -
平成29年4月7日裁決 290407 ・利用価値低下
①著しい利用価値の低下(タックスアンサー4617)・請求人は、評価対象地ががけの上にあり重機が届かない等の理由から60%減を主張。原処分庁は10%減を主張。審判所は、請求人の主張を根拠薄弱として退け、原処分庁主張を採用。図面不明(黒塗り) -
平成28年12月20日裁決 281220 ・評価単位
①評価単位 筆(遺産分割線・A区画/B区画の実線)と地目(A区画+b1区画雑種地/B区画-b1土地)とが僅かにずれているケース。本来、KLM取得雑種地、KLM取得宅地(狭小なb1区画(宅地))、H取得宅地となるはずだが、狭小宅地を雑種地の評価単... -
平成28年8月23日裁決 280823 ・評価単位
①評価単位・畑と雑種地。隣接する畑と駐車場について、いずれも整形で標準的宅地規模以上であり接道もあるので、評価通達7本文により別評価。 -
市街化調整区域の土地で、都計法34条10号・11号ではなくて12号で開発できるのですが、規模格差補正はダメですか。
地積規模の大きな宅地 地積が大きな土地のうちで一定の要件を満たしたものについては、「地積規模の大きな宅地」として規模格差補正を適用することが出来ます(財産評価基本通達20-2)。この補正は、大きな土地を戸建住宅用地として分割分譲する場合に発... -
千葉地裁平成15年4月22日 150422 ・借地権の及ぶ範囲(転貸部分に及ばず)
①借地権の及ぶ範囲・土地全体について建物所有目的の土地賃貸借契約が締結されるも、その後同土地の一部について駐車場目的契約。原告(納税者)は土地全体に借地権が及ぶと主張。 裁判所判断「土地全体について建物所有目的の賃貸借契約が締結された場... -
平成19年5月16日裁決② 190516 ・無道路地(想定通路延伸方向や造成費)
〇無道路地評価(接道不足)・旗竿形状の無道路地(土地2F1土地及びF2通路)の評価方法。通路想定は現況通路を拡幅するかたちで行われており、想定整形地の外側。 ・無道路地(土地5)の想定通路延伸方向について、原処分庁は1.2mの高低差があるが近い... -
平成28年5月6日裁決② 280506 ・不整形地補正(L形二方路地)
〇不整形地補正・想定整形地の間口距離は50.50mか50.35mか、奥行距離は35.28mか35.0mか。補正率0.01を巡る争い。「建築計画概要書の写しにある配置図の記載を踏まえると、本件土地の形状及びこれに基づく想定整形地は、別図1のとおりであり、想定整形... -
平成28年10月4日裁決③ 281004 ・鑑定評価の合理性(鑑定否認)
〇鑑定評価書の合理性・標準価格査定に際して調整区域内の取引事例を採用しているのに、個別補正でさらに再建築不可等の減額補正(50.1%)をしている(要は二重減価)等、合理性に疑問があるとしている。